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  • 執筆者の写真竹内 明仁

~先哲に学ぶ経営学~

僕の尊敬する聖人の一人が二宮尊徳翁。到底数回では描き切れないほどの学びがあります。


最も共感できるのは、必ず経験に基づいた実学であること。経験しなかったことは取り入れなかった。経験したことを理論化し、周りの人に伝え理解・実践してもらう術を持っていた。自身が率先垂範型の典型だったからでしょう。


翁の主な仕事は、荒廃した農村や財政破綻した藩の立て直しでした。 これは復興であって復旧でないところが要諦。 復旧は、『元の状態に戻すこと』一方復興は、『全く新しくつくり直すか、古いものに新しい要素を加えること』 すなわち、壊す・創る・保つによって成り立ちます。ひと言で表現すれば"不易流行" 奇しくも自分の行動規範の一つ。


復興を、物質的な部分より心の荒廃からの立て直しから入った点も見逃せません。仕組み化の前にそうしたくなる心を育てる。 何か、現代にも通じる痛い所を突かれている気がします。

チャットGPTに代表されるAI化が益々進む中、どう捉えたら活用できるか。 利便性が高まれば失われるものもある。システムに翻弄されないようにしたいものです。




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