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~弱者の戦略を生物から考えてみる~

執筆者の写真: 竹内 明仁竹内 明仁

生物にとっての強さとは何か。 食物連鎖はピラミッド型になっていて、強者ほど頂点にいる。

しかし、底辺にいる弱者の方が圧倒的に数が多い。

百獣の王ライオンも、草食動物が減れば生存できないため、か弱い生き物と言えます。依存している訳です。

これ、会社組織にもそっくり当てはまりますね。

権力や権限のあるなしが草食動物と肉食獣を分けている。単純過ぎてアホらしくなる構造じゃないですか。

昆虫界で最も強いのはアリと言われています。子どもの頃に"蟻んこ"と蔑視していた世代もあるでしょう。蟻が強い理由は、集団で襲いかかるので、どんなに強い昆虫でもひとたまりもないから。

強いと思っている権力者は、よく考えなければならないところです。


また、日本の家紋には植物がよく使われているようです。雑草も幾つかある。雑草は抜いても生えてきて広がっていきます。戦国武将はこのしぶとさに子孫繁栄の願いを重ねた。

ところで、雑草は森などでは生えないのをご存知でしょうか。 光や水、生育場所で激しく競争するため、雑草は勝てないようです。 だから他の植物が生えない場所を選んで生息している。それが、道端や畑の中。 組織戦略に変換すると、如何に適材適所に配置できるか。


まだ読み始めたばかりですが、生物生態学の専門家が書いた本。

人間社会に置き換えるととても面白いです! 自分たちが思っているより遥かに生物は賢く進化しています(^^)


 
 
 

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