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執筆者の写真竹内 明仁

~教育の行方は企業と一緒~

日本の教育が変わるかもしれない。いい意味で…。


毎月第3日曜日開催の【想像力磨き塾】で親交のある石田 利生さんとZoomで初対談。 大阪の高校で校長をやられていた時の取り組みについて伺いました。


自分の時代にはなかった学校現場での改革が進んでいるもよう。 暗記主体→「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的な態度」と3つの柱での育成が始まっているんですね。


これらに沿って、教師はファシリテーターとして生徒を支える役割に変わります。 ファシリテートするにはコーチングの技法も必要。

既に北欧を中心に学校教育では当たり前に行われている形態。 これらの国の幸福度指数が高いのは、どうも教育の仕方に一因があると思わざるを得ません。


一つ気にかかるのは、教育現場は公的なものという意識からか、日本の場合は民間との連携がまだまだ少ない気がします。

大学の先生に依頼するのもよいのですが、より現場を知り尽くして成功に導いた元教師の方たちもいらっしゃるので、そのような実践事例を落とし込むことが肝要と考えています。


画一的なカリキュラム、同質的な人材像をつくりあげようとする日本の教育。 まぁ、そこにやっとメスが入った感覚ですね。


加えて、やり方だけでなくあり方にも踏み込んでいるようです。 それが、"倫理道徳観の醸成"

ここが抜け落ちていると、思考・判断・言葉・態度に大きな影響が出ますから。 道徳推進室のようなものを設置してこちらも推し進めていく。 ここに気づくとは、文科省も結構やりますなー。


そして、今までにない学習方法を展開していくには教師のモチベーションアップが必須。 ここをどうマネジメントするか。

やはり、学校の理念と改革方針を連動させ共有するところは、実現に向けての校長の役割になると思います。


先ず先生が考え方や価値観に腹落ちしないと進まないでしょう。 しかも、その程度には個人差があります。 『2:6:2の下部2の底上げ』を提案する理由です。 ここが日本と欧米の違い。

不祥事を起こさない限り退職にできない事情を強みに変える。

下部の2割のレベルが上がれば中の6割、上位の2割も引き上がる。 ボトルネック解消の意味があります。

これ、人に関しては日本だからこそできる業ではないかと思うんです。

校長は経営者、教師は社員、お客様が生徒。 社員を大切にすることでミッション・ビジョンが動き出す。 お客様へのサービス向上の鍵を握っているのは社員。


もうおわかりだと思います。 学校も会社と同じだということが…。



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