出張2日目は"お江戸"
顧問先の事務所を初訪問。
毎月リモート面談なのでやっと来れたという感覚です。
そこで考えた人の再開発。
人にはそれぞれ立場と役割がありますが、固定的に捉えられていることが圧倒的に多いですね。
例えば、中小企業の営業課長だったらチームリーダーであり、営業で成果を上げるのが役割…といった感じ。
これって人の強みとは関係ないところで起きています。
スゴい業績を叩き出している営業マンがリーダーに向いているかどうかは関係ないのと同じ。
でも、目に見える実績を出した人が昇進の道を歩むケースが殆どですね。
むしろ、成績は大したことがなくても人望がある人の方がチーム化に長けている場合が多い。
ここで言う人望とは単に性格が良いとは違います。もっと深い意味です。
じゃあ、両方ない場合はどうするか?
「探す」、その人の強みを。
一般的に求められている役職に相応しいものでなくてもいいではありませんか。
その人の強みが他の人より優れていれば。
そこがもっと伸びるような環境をつくっていく。
固定的な役割で考えるから消去法になってしまうのではないでしょうか。
先の例で、優秀な営業マンがチーム化に失敗した時はどうするのでしょうか。
その人の責任にして降格とかの処分に付すのが既定路線でしょう。
すると、その人は以前のような能力を発揮できるかどうか。
任命責任は?
強みと弱みを把握せずに、「この立場だからやってもらわないと困る」というのは任命者の能力不足を晒すのと同じ。
個人的な意見ですが…。
その場合、部下なしの営業スキル専門職を新たに設け、管理職と同等の伝道師として待遇するなんてのはどうでしょうか。
人が育つにはどうするか。
強みに焦点を当て、さらに伸ばすことだと思います。
枠にはめないことが能力の再開発に繋がらないだろうか。
失敗した後なら再生でしょうか。
久し振りのお江戸では、新丸ビルで親睦を深めました。
立派な外観、多種多様な店舗、ITを駆使したシステム。
効率と利便性を追求した後に残るものは何か?
そこで働く人の眼の光はキラキラかギラギラか?!それとも、無表情なのか?!
外側のみを整えるやり方で、人の心に滲み込むものはあるのか? それは、瞬時のインパクトだけでなく持続可能なのか? 心の再開発はあるのか? ハード面だけ組み替えても再開発と呼べるのか?
久し振りの仲間との再会に感謝しながらお江戸出張を五感で捉えた時の問いです。
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