他県から九州に移住し、その地域活性化に骨を折っている方との面談でした。
特に確固たる志があったわけではない。 移り住んだ理由nに…。
生まれ故郷に居づらい雰囲気があったのだろう。 どちらかといえば、逃げ場を探していた感がある。
その方は、国の臨時職員から始まり、今や県の環境保護団体の理事長。 何がそこまで突き動かしたのか?
やり残したことにケジメをつけるため。 そんな風に思います。
地元でお役に立てなかったから、形を変え場所を変えて実践する。
人間の貢献意欲の表れじゃないかと?!
さて、この方、今の仕事に道すじがついたのをキッカケに、今度は地元の観光発展事業に乗り出します。 住んでいるうちに本当にこの土地が好きになったんでしょうね。
誰もが多少は持っていそうな“住めば都”
加えて、他に行き場所がないからとにかく馴染むしかなかったかもしれません。
その彼にとって新たな挑戦となる事業のマネジメントに関するご相談。
僕が投げかけた視点は3つ。
①地場産業を原点に戻って見直す ②本来の互助組合を復活させる ③よそ者・バカ者・若者の参加を促す
①はふるさと納税制度の改正に伴い、今までの常識を疑って地元の強みを再発掘するという考え方。
農協の本来の目的に目を向け、各参加者の強みを活かし、お互いに助け合う事業組織をつくるのが②
農業生産法人の中に各事業部を置きながら垣根を越えた展開ができるよう舵取りをする役目というイメージ。
③の一つは、APU(立命館アジア太平洋大学)への働きかけ。 それと、農業体験における移住者を増やす動きを加速する。 意義や目的、期待できる成果が明確であれば、出口治明学長に協力していただける可能性がある。 農業体験は参加型を徹底する。
その前に、やり方から入るのではなくこれをやったあとの成果からあり方を問うていく。
こちらから指導、提案したわけじゃないです。 元々持っている思いやコンセプトを質問によって形にしていく過程で出てきたもの。
形にしたのはご本人なので、行動に移す可能性は高いですね。
Comments